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｢その顔は何かあるんだな、いいよ、帰って」
コーチが了承してくれて、おもわずハビと顔を見合わせて笑ってしまった。
それから午後の練習は、思い切り力を入れた。ハビに｢愛の力だね｣なんて笑われてしまったけれど、本当にそうだな、と思った。
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練習を終えてリンクの外に出ると、ミシェルが音楽を聴きながら待っていてくれた。
｢結弦、おつかれさま。行きましょう｣
ミシェルは俺の2つ年下だ。でもまるで姉のようにいろいろと面倒を見てくれるから、とても頼もしい。それに加えてミシェルには俺と同い年の彼氏がいるから、お互い相談に乗ったり乗られたりで、いい関係を築けていた。
｢結弦の奥さんは日本人よね？｣
｢そうだよ、幼馴染｣
｢じゃあもうずっと一緒なのね｣
そうだ、ずっと一緒。
これから先も、ずっと一緒。
夕陽に包まれ始めた商店街に着き、例の店に入って目的の洋服を探す。白と黒を基調にしたその服はすぐに見つかった。あの日は遠目でしか見ていなかったけれど、近くで見るととても大人っぽいデザインになっていて、Aによく似合いそうだなと思う。
｢結弦、奥さんの服のサイズは？｣
そう尋ねられてはっとする。そういえば、Aの服のサイズを知らない。背は決して低くないけれど驚くほど華奢だから、身長に合わせた服を買うとゆるくなってしまうような気がする。
明らかに戸惑っている俺を見てミシェルがため息をつく。
｢写真ないの？奥さんの｣
そう言われてハッとなり、携帯電話からAの写真を探す。ディズニーランドに行った日の写真が残っており、それをミシェルに見せる。
｢え、細すぎるわ！よく生きてるわねこの子｣
驚いて裏返っている声を聞いておもわず笑ってしまう。カナダではこんなに華奢な子を見ないから、驚くのも無理はない。
｢この細さだったら、このサイズがいいわ」
ミシェルが手に取ったサイズの洋服を持ってレジに行く。お会計を済ませると、ミシェルにお礼を言って外に出た。
外はもう暗くなりかけていた。綺麗にグラデーションを見せてくれる空は闇に包まれつつあり、星たちが少しずつ顔を出し始めていた。
｢ミシェル、本当にありがとう」
｢いいのよ、サプライズ成功を祈ってるわ」
近くの駅でミシェルと別れて歩き出す。途中、歩いているのがもどかしくなって、洋服を抱えて走り出した。
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るみな(プロフ) - みのりちゃん！みのりちゃんってTwitterの垢消した？ (2014年9月19日 20時) (
レス) id: 02d437f7a8 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 愛さん» 遅れてしまいました、すいません。こんな感じでよろしかったでしょうか。よろしければまたリクエストよろしくお願いいたします！ (2014年8月21日 15時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - yuriさん» お家のお話ですね、遅くなって申し訳ありません、がんばって書いてみますので少々お待ちください。 (2014年8月19日 16時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 日本選手との絡み！リクエスト答えてくださってありがとうございます！もうドキドキでした笑 (2014年8月16日 8時) (レス) id: e7a06dc620 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - はなこさん» こんばんは！ありがとうございます！うれしいですー＊ 書くのとても難しかったです笑 そう言っていただけるとすごくうれしいですー！ええ、そうなんですか！？ わたし羽生さんの次に町田さんがすきなのですが、わたしの世界観で勝手に町田さんを書かせて頂きました笑 (2014年8月14日 22時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗夜 | 作成日時：2014年7月25日 13時
