君とわたしの秘密 ページ21
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今シーズンの試合が全部終わり、アイスショーラッシュで日本に渡る結弦と会えなくなるのが嫌だからと、ふたりで日本に戻って来ていた。毎日ホテルではお金がかかってしまうから、カナダへ渡る前に住んでいた家にいた。
今日、結弦はアイスショーの練習に出ていた。母も夜勤で家にいないから、ひとりでご飯を食べるのがさびしくて、結弦から連絡が来たら会場まで迎えにいっちゃおうかななんて考えている。
少し跳ねていた髪の毛を手ぐしで梳かし、結弦からの連絡を待つ。いつも｢もうすぐ終わるよー｣なんて連絡が来るから、今日もその連絡を待つ。
日が沈みかけた、18時過ぎ。携帯が結弦からのLINEを通知する。慌てて中身を見ると、もうすぐ終わるよ、という内容のものだった。
わくわくしながら靴を履いて、家を出る。今回結弦が出演するアイスショーは、この家から近いところで行われるものだから、30分ほど電車に揺られれば着いてしまう。
会場の最寄り駅でおりて、早足で歩く。日は完全に沈んでいて、もう夜がはじまっていた。
会場の裏門に近づくと、ちょうど結弦と出演者の方々であろう大物スケーターの方達が出てくるのが見えた。そのなかに、樹くんもいる。
どうしたらいいのかわからずその場に立ち尽くしていると、ふと顔をこちらに向けた樹くんがわたしに気付いて、驚いたように目を開けた。そして隣の結弦の肩を思い切り叩いている。
｢結弦、結弦！そっちそっち！そっち見て！｣
樹くんがわたしを指差して大きな声で叫ぶものだから、出演者の方々がみんな一斉にわたしの方を向く。｢A？！｣と叫んでしまった結弦に、樹くんが笑い転げた。
慌てたように駆け寄ってくる結弦にわたしも近づいて、｢待ちきれなくて来ちゃった｣と笑ってみせる。
｢もー本当にびっくりしたよ！｣
そう言いつつも頬が緩んでいる結弦を見てわたしまで幸せな気持ちになる。
出口付近で固まったままのスケーターの方々の中から、高橋大輔選手の慌てたような声が聞こえてくる。
｢え？！結弦、ガールフレンド？｣
結弦はわたしの関係を樹くんにしか話していないから、それ以外の方々はわたしの存在を知らない。
高橋選手の大きな声につられてみんなが驚きの声をあげ始める。いままでスケートに触れて来なかったわたしでもわかる、浅田真央選手や村上佳菜子選手が、ぽかーんと口を開けているのが見えて、おもわず笑ってしまった。
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るみな(プロフ) - みのりちゃん！みのりちゃんってTwitterの垢消した？ (2014年9月19日 20時) (
レス) id: 02d437f7a8 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 愛さん» 遅れてしまいました、すいません。こんな感じでよろしかったでしょうか。よろしければまたリクエストよろしくお願いいたします！ (2014年8月21日 15時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - yuriさん» お家のお話ですね、遅くなって申し訳ありません、がんばって書いてみますので少々お待ちください。 (2014年8月19日 16時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 日本選手との絡み！リクエスト答えてくださってありがとうございます！もうドキドキでした笑 (2014年8月16日 8時) (レス) id: e7a06dc620 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - はなこさん» こんばんは！ありがとうございます！うれしいですー＊ 書くのとても難しかったです笑 そう言っていただけるとすごくうれしいですー！ええ、そうなんですか！？ わたし羽生さんの次に町田さんがすきなのですが、わたしの世界観で勝手に町田さんを書かせて頂きました笑 (2014年8月14日 22時) (レス) id: d5267a70cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗夜 | 作成日時：2014年7月25日 13時
