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片付けやグラウンド整備なども終わり、解散時刻に。
…にも関わらず、
「Aちゃーん、いつ終わんだよ?」
「あんたこそいつまでいるのよ」
「一緒に帰ろうと思って」
「…バカじゃないの?」
保健室の片付けをしたり休日返上したついでに仕事をちょっと片していると、また勝手にやって来ては保健室に居座っている北山くん。
いつものようにダラダラしている彼をよそに作業を進める。
すると暇を持て余したのか、北山くんが窓辺に移動し外を見ていた。
「…雨だ」
「え!天気予報100%晴れって言ってたのに…」
北山くんの隣に駆け寄り外を見るとザーザーと雨が降っていた。
傘なんて持ってきてないし、最悪だ。
雨が止むの待つしかないな。
「Aちゃんもう帰る?」
「そろそろ帰ろっかなと思ったけど、雨止むまで待ってるかな」
「傘貸してやろうか?」
どうやら年中無休で折り畳み傘をカバンの中に詰め込んでるらしく、カバンから引っ張り出したその折り畳み傘をアピールしてくる。
「1本しかないでしょ?」
「相合傘して帰れば問題なくね?」
「コンプライアンス的に無理」
「ちっ。…まあ、俺んちここから徒歩3分圏内だし傘使えよ」
じゃ!と折り畳み傘を机の上に置き、そそくさ保健室から出てった。
いやいやいや…
「あんた電車通学でしょーが」
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ビックリトマト(プロフ) - ルチさん» コメントありがとうございます!!一気読みして頂いたんですね!めちゃくちゃ嬉しいです!!引き続き更新して参りますので、応援よろしくお願いします!(;;) (2019年2月25日 14時) (レス) id: 39d91bf835 (このIDを非表示/違反報告)
ルチ(プロフ) - コメント失礼します。とっても素敵な文書でパート1も合わせて一気に読んでしまいました…!今後も楽しみにしています(><) (2019年2月23日 21時) (レス) id: d9572a5cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビックリトマト x他1人 | 作成日時:2019年2月22日 11時