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第捌話「鬼」 ページ10

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鬼を狩るのは容易い。

弱いから。


鬼が弱いから。



私の日輪刀は硬い。


誰よりも硬い。



呼吸など使わずとも倒せる。



倒せるんだ。




一人で殺れる。



この男など居ずとも






一人で出来る。




「俺はここに居る!!」





鬼を倒して帰ろうとした時だった。


背中に投げかけられた。



何を言った?



何を言ってる?





「ここに居るから!!...だから...」





気づいた時には、心が静かに鼓動を打っていた。





__俺はここに居るぞ、A__





懐かしい声が聞こえた。


杏寿郎だ。



杏寿郎の声だ。




いつだって杏寿郎はそこに居た。



私を護る為に。




「杏寿郎...」





微かに声に出たその言葉は近くに響く叫び声と共に掻き消された。



振り向くとそこにはもう男の姿が無かった。



叫び声が聞こえた場所へと走る。




目の前に鬼。


鬼と男。



闘っている。




鬼の首を斬らねば。



男に気を取られているその隙に。





「駄目だ!!鬼はまだ居る!!」



その言葉が聞こえた瞬間、私の視界は赤に染まった。

第玖話「恐怖」→←第漆話「感情」



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エリ(プロフ) - 面白かったんですけど、最後どうなったのか分かんないです。煉獄さんの妹の夢主はやっぱり死んでしまったんですか?どうして鬼になってしまったのかも分かりません。長文失礼しました。 (2019年7月17日 19時) (レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 喩え貴方を喰ろうともの女の子と思われます (2019年6月1日 18時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ゆゆ湯さんへ 多分この小説は捺稀さんの別の小説の主人公の女の子が最後に出ているかと思われます。 (2019年6月1日 17時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - んんん!?私の理解力がないだけかもしれないですけど、最後の方で、夢主がフードを被った夢主と同じ名前の子に殺されましたけど、どうゆうことですか?? (2019年5月26日 20時) (レス) id: 8c0a43e225 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 紅さん» 此方の作品も読んでくださったのですねありがとうございます。紅さんのコメントを見て私はいつも嬉しく本当に助けられています。このお話を読んで頂けて、挙句煉獄さんのことも好きになって頂けて、本当に本当に嬉しいです。最後まで目を通して頂きありがとうございます (2019年5月7日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月19日 21時

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