第陸話「羽織」 ページ8
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煉獄杏寿郎さんの妹 煉獄Aさんに初めて会った。
腰まである漆黒の髪に翡翠の瞳。
綺麗な人だった。
けれどこの人の匂いは怖かった。
言い表すことのできない嫌悪と、何処か悲しい匂い。
ごちゃごちゃに混ぜられて近づくのも嫌だった。
「炭治郎 Aにこれを渡してくれないかい」
昨日、本部に俺は居た。
お館様の手には煉獄さんがいつも羽織っていた羽織。
「あの子にはこれが必要だから」
鴉によって俺の手元に渡されるその羽織。
手にしただけで分かる匂いが悲しくなった。
「炭治郎 あの子を支えてやって欲しい
Aに教えてあげて
君が居ることを」
言ってる意味がわからなかった。
ただただ頷いた。
その羽織を手に蝶屋敷へと戻った。
自分の寝床の下に大切に保管した。
翌日、見たことの無い女の人が蝶屋敷に居た。
微かに煉獄さんの匂いがした。
ああ、この人だ。
名乗らなくとも分かった。
その背中は
とても小さかった。
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エリ(プロフ) - 面白かったんですけど、最後どうなったのか分かんないです。煉獄さんの妹の夢主はやっぱり死んでしまったんですか?どうして鬼になってしまったのかも分かりません。長文失礼しました。 (2019年7月17日 19時) (レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 喩え貴方を喰ろうともの女の子と思われます (2019年6月1日 18時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ゆゆ湯さんへ 多分この小説は捺稀さんの別の小説の主人公の女の子が最後に出ているかと思われます。 (2019年6月1日 17時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - んんん!?私の理解力がないだけかもしれないですけど、最後の方で、夢主がフードを被った夢主と同じ名前の子に殺されましたけど、どうゆうことですか?? (2019年5月26日 20時) (レス) id: 8c0a43e225 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 紅さん» 此方の作品も読んでくださったのですねありがとうございます。紅さんのコメントを見て私はいつも嬉しく本当に助けられています。このお話を読んで頂けて、挙句煉獄さんのことも好きになって頂けて、本当に本当に嬉しいです。最後まで目を通して頂きありがとうございます (2019年5月7日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月19日 21時