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第肆拾壱話「口」 ページ43

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Aさんの前に上弦の参がいる。


その近くの木の上には目をキラキラとさせているまた別の上弦の鬼。


伊之助が見当たらない。




「伊之助!!どこだ!!」



匂いが微かにしかしない。


近くにいないのか。




いや、それよりもAさんだ。


何故鬼の匂いがするんだ?



何故、あちら側に居るんだ?






違う。


今考えるべきは目の前の鬼だ。




鬼を何とかしなければ。





「あの方はAだけを目的としていた
お前にもう用はない」



上弦の参が静かに言った。



あの方?目的?


思考が追いつかない。



どうすればいい?



何を真っ先に考えれば...








考えていたその時だった。


目の前には鬼が迫っていた。



が、それよりも向こう。

Aさんと目線が合った。


そうだ、彼女は泣いていた。



涙を流していたんだ。




彼女の口が動く。





声は聞こえなかった。













__全集中・水の呼吸__







けれどハッキリ見えた。








__陸ノ型 ねじれ渦__






助けて、と。

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エリ(プロフ) - 面白かったんですけど、最後どうなったのか分かんないです。煉獄さんの妹の夢主はやっぱり死んでしまったんですか?どうして鬼になってしまったのかも分かりません。長文失礼しました。 (2019年7月17日 19時) (レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 喩え貴方を喰ろうともの女の子と思われます (2019年6月1日 18時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ゆゆ湯さんへ 多分この小説は捺稀さんの別の小説の主人公の女の子が最後に出ているかと思われます。 (2019年6月1日 17時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - んんん!?私の理解力がないだけかもしれないですけど、最後の方で、夢主がフードを被った夢主と同じ名前の子に殺されましたけど、どうゆうことですか?? (2019年5月26日 20時) (レス) id: 8c0a43e225 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 紅さん» 此方の作品も読んでくださったのですねありがとうございます。紅さんのコメントを見て私はいつも嬉しく本当に助けられています。このお話を読んで頂けて、挙句煉獄さんのことも好きになって頂けて、本当に本当に嬉しいです。最後まで目を通して頂きありがとうございます (2019年5月7日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月19日 21時

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