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第参拾玖話「土煙」 ページ41

「炭治郎!!」



聞き慣れた声。

呼吸を遣おうとしていたのを止めた。


何故だ。




今のあの人はあんな大声を出せるはずが無い。







「Aさん...?」





数メートル先にAさんがいる。


けれどその匂いは前までとは違う。



ひゅっと喉が鳴った。






「なんで... 鬼の匂い」



俺の言葉よりも先に伊之助が動いた。




「やめろ伊之助!!」



伊之助がAさんの頸を目がけて刀を振るう。


一瞬でどうすればいいのか頭をフル回転させた。



が、俺が考える間もなく目の前が轟音と共に土煙で見えなくなった。

何が起こったのか、



Aさんは無事なのか。




伊之助はどうなった?



思考が追いつかない。



何故Aさんから鬼の匂いがしたんだ。




何故出せるはずのない大きな声が出たんだ。





なんで




なんで...









消えていく土煙の向こう側で、彼女は呆然と立ち尽くして泣いていた。

第肆拾話「違和感」→←第参拾捌話「山奥」



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エリ(プロフ) - 面白かったんですけど、最後どうなったのか分かんないです。煉獄さんの妹の夢主はやっぱり死んでしまったんですか?どうして鬼になってしまったのかも分かりません。長文失礼しました。 (2019年7月17日 19時) (レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 喩え貴方を喰ろうともの女の子と思われます (2019年6月1日 18時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ゆゆ湯さんへ 多分この小説は捺稀さんの別の小説の主人公の女の子が最後に出ているかと思われます。 (2019年6月1日 17時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - んんん!?私の理解力がないだけかもしれないですけど、最後の方で、夢主がフードを被った夢主と同じ名前の子に殺されましたけど、どうゆうことですか?? (2019年5月26日 20時) (レス) id: 8c0a43e225 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 紅さん» 此方の作品も読んでくださったのですねありがとうございます。紅さんのコメントを見て私はいつも嬉しく本当に助けられています。このお話を読んで頂けて、挙句煉獄さんのことも好きになって頂けて、本当に本当に嬉しいです。最後まで目を通して頂きありがとうございます (2019年5月7日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月19日 21時

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