第弐話「屋敷」 ページ4
後日、私は葬式が行われた後の煉獄家へと足を踏み入れた。
家の中は誰も居ないようで物静かだった。
「ただいま」ではなく、「お邪魔します」とポツリと吐いて家の中へと入る。
真っ先に向かうのは杏寿郎の部屋。
この家に足を踏み入れるのは十年振りだった。
六つの時に家を出た。
居場所など無かったから、逃げるようにして。
けれどもゆく宛など無かったから途中で野垂れ死にかけたのを杏寿郎に見つけられ怒られた。
その頃の炎柱であり師範である槇寿郎さんに炎屋敷へと連れてこられ技を教え込まれた。
その数年後。
師範は酒に溺れ炎柱は不在。
私はひとりぼっちになった。
暫く経つと杏寿郎が炎柱になった。
私は炎屋敷を出た。
杏寿郎から逃げるようにして。
「姉上...?」
巡らせていた思考が呼び戻される。
目の前に、杏寿郎の弟 千寿郎が立っていた。
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エリ(プロフ) - 面白かったんですけど、最後どうなったのか分かんないです。煉獄さんの妹の夢主はやっぱり死んでしまったんですか?どうして鬼になってしまったのかも分かりません。長文失礼しました。 (2019年7月17日 19時) (レス) id: 5baed310b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 喩え貴方を喰ろうともの女の子と思われます (2019年6月1日 18時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ゆゆ湯さんへ 多分この小説は捺稀さんの別の小説の主人公の女の子が最後に出ているかと思われます。 (2019年6月1日 17時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - んんん!?私の理解力がないだけかもしれないですけど、最後の方で、夢主がフードを被った夢主と同じ名前の子に殺されましたけど、どうゆうことですか?? (2019年5月26日 20時) (レス) id: 8c0a43e225 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 紅さん» 此方の作品も読んでくださったのですねありがとうございます。紅さんのコメントを見て私はいつも嬉しく本当に助けられています。このお話を読んで頂けて、挙句煉獄さんのことも好きになって頂けて、本当に本当に嬉しいです。最後まで目を通して頂きありがとうございます (2019年5月7日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月19日 21時