▽ ＊ ページ23
続々とヒーローが集まってきた。
あたしの周りを取り囲んで、ざっと10〜20人辺りかな。
A｢…1人のガキ相手に、大人数で囲うとか…
そんなにあたしが怖いの？｣
｢無駄な抵抗は止めろｯ!!
そのまま大人しく、武器を捨てろｯ!!｣
…邪魔だな。
A｢……退けよ、あたしの獲物は君たちじゃない。｣
｢退く訳にはいかないｯ!!｣
｢とっ捕まえて牢屋にぶち込んでやるｯ!!｣
……あ〜…、ほんっとに…ｯ!!
A｢邪魔なんだよｯ!!｣
得意の接近戦を持ちかけ、
目にも止まらぬ速さでヒーローたちの身体を斬り裂く。
相手が何人だろうと、そんなの関係ない。
邪魔なら排除すればいいだけ。
粗方片付くと、残りは3人だけに。
1人目は、伸ばした腕を掴み、膝を使って反対側へと折った。
2人目は、直接腹に蹴りを入れて薙刀を使って足を切断。
3人目は、そのまま下から薙刀で身体を真っ二つにした。
苦しみ、もがく声やぐちゃぐちゃと音を立てて倒れる音。
それらは全部、後ろから聞こえる。
次は警察官のようだ。
怯えた表情と震える手で拳銃を構え、
あたしに目がけて撃つ。
でもそれらは、あたしの薙刀で全て跳ね返る。
目の前にまで迫った時、一瞬だけ隙が出た。
その時に顔面を殴る。
それでも銃口は向けられ、何度か撃ったようだけど
引き金口に相手の指を入れたままひっくり返し、
自分の身体に向かって撃たせた。
警察官の身体からは血が流れ、そのまま倒れた。
A｢……で、次は？｣
かかって来ないヒーローたちに睨んで問いかける。
でも、誰も返答はしなかった。
ただ、真っ青な顔をして恐怖心が宿った目だけがあった。
A｢…………はは、何その目。
こんな敵を前にして、『チビる程怖ぇ』ってかァ？
…そんなんでよくもまぁヒーローとかやってられるわねぇ!?
こっちは身の危険を冒してまで出てきてやってんだよｯ!!
あたしが大声を上げると、
プロヒーローたちは1歩､2歩と下がる。
…だが、たった1人の男だけが歩いて近付いてきた。
｢………体育祭振りだな、小娘が。｣
A｢…ﾊｯ、まさかそっちから来るとはねぇ…？
＿＿＿…プロヒーローNo.2 “ エンデヴァー ” さん。｣
＊＊＊＊
▼ ＊→←▼ ＊この話の後半から血が多くなります。 (注意)
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紅華(プロフ) - 面白いですぅ、 (2021年9月3日 19時) (
レス) id: 530da25b74 (このIDを非表示/違反報告)
K_564_(プロフ) - 鬼蕗さん» ありがとうございます!!返信が遅れて申し訳ありません<(_ _*)> ちょっと頭のネジ飛んでますもんね！w (ちょっとどころじゃない) (2019年8月1日 1時) (レス) id: 6c24e24b0d (このIDを非表示/違反報告)
鬼蕗(プロフ) - 初めて見たけど、面白いですね！投稿楽しみにまってます！皆のヤンデレ（？）加減が…w (2019年4月3日 21時) (レス) id: ca90d34da2 (このIDを非表示/違反報告)
K_564_(プロフ) - りんごさん» ありがとうございますｯ!!頑張りますｯ!! (2019年2月8日 21時) (レス) id: 6c24e24b0d (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - いつも投稿楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2019年2月8日 20時) (レス) id: 0ff48bfd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉のクローバー | 作成日時：2019年1月14日 2時
