3期 . ページ2
『皆ｯ!!敵2名襲来ｯ!!他にも複数いる可能性ありｯ!!
動ける者は、直ちに施設へｯ!!
会敵しても、決して交戦せずに撤退をｯ!!』
頭の中に、マンダレイさんのテレパスが流れる。
私はというと、その指示には従わず、
どんどん森の奥へと足を運ぶ。
少し歩くと、焦げ臭い匂いが強まってきた。
この先は炎か…。
ちゃんと合流地点を打合せしたかったけど、
急に合宿先を変えられちゃァねぇ…。
焦げ臭い匂いはあまり好きじゃないけど、
生徒が1番近寄らないのが炎の元。
目の前で木が炎に包まれる様を眺めながら、
荼毘さんに電話をかけた。
Prrrr… Prrrr… Prrrr… Prrrr…
……中々出ないな、荼毘さん。
｢呼んだか？お姫さま。｣
後ろから聞き覚えのある声がした。
A｢………後ろに居るなら声をかけてよ、荼毘さん。｣
荼毘｢…ﾊｯ、つまんねぇ反応。｣
平常心を保ってるけど、結構びっくりしたんだからね？
ほら、お化け苦手だし。←
コールが鳴り続く電話を切って、
荼毘さんと合流した。
荼毘｢…何で此処に居んだよ、暑ぃし危ねぇだろ。｣
A｢炎の近くに居れば、
生徒やプロヒーローと会わなくて済むと思って。｣
どんどん燃え広がる青い炎を見つめ、少し見とれていた。
A｢……綺麗だよね、青い炎って。｣
荼毘｢…そうか？｣
A｢今が夜だから余計にかな？凄く綺麗に見える。
あたし、この炎好きだなぁ…。｣
赤い炎より、ずっとずっと綺麗だ。
荼毘｢…………気は済んだかよ、さっさと行くぞ。｣
あたしに背を向けて炎を隣に歩き出す荼毘さん。
青い炎に照らされながら歩くその後ろ姿も、
凄く絵になっていた。
A｢……荼毘さん。｣
荼毘｢………なんだよ。｣
A｢…弔、何か言ってた？あたしが居ない間に。｣
炎の近くで歩きたかったけど、
荼毘さんが｢お前が怪我でもしたら死柄木が怒るから｣と言って、
荼毘さんを挟んで歩く形になっていた。
荼毘｢…あ〜、お前に会うのが楽しみみたいだったぞ。
『Aと合流したらさっさと帰ってこい』とか言ってたし。｣
A｢弔ってば…笑
“ 目的 ” を忘れないでほしいな笑｣
あたしも早く、会いたいな…。
＊＊＊＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅華(プロフ) - 面白いですぅ、 (2021年9月3日 19時) (
レス) id: 530da25b74 (このIDを非表示/違反報告)
K_564_(プロフ) - 鬼蕗さん» ありがとうございます!!返信が遅れて申し訳ありません<(_ _*)> ちょっと頭のネジ飛んでますもんね！w (ちょっとどころじゃない) (2019年8月1日 1時) (レス) id: 6c24e24b0d (このIDを非表示/違反報告)
鬼蕗(プロフ) - 初めて見たけど、面白いですね！投稿楽しみにまってます！皆のヤンデレ（？）加減が…w (2019年4月3日 21時) (レス) id: ca90d34da2 (このIDを非表示/違反報告)
K_564_(プロフ) - りんごさん» ありがとうございますｯ!!頑張りますｯ!! (2019年2月8日 21時) (レス) id: 6c24e24b0d (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - いつも投稿楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2019年2月8日 20時) (レス) id: 0ff48bfd3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四つ葉のクローバー | 作成日時：2019年1月14日 2時
