【死柄木弔】俺の家族 (ページ28)

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◆ ページ28

ｵｰﾙﾏｲﾄ｢やはり衰えた…、
全盛期なら5発も打てれば充分だったのに…。

300発以上も打ってしまった。｣

やり切った顔をしながら
胸元に拳を当てるオールマイト。

……なんだよ…、それ……。

ｵｰﾙﾏｲﾄ｢さてと敵…
お互い早めに決着つけたいね。｣

死柄木｢…“ 衰えた ”…？
…嘘だろ…、完全に気圧されたよ…。
よくも俺の脳無を……チートが…ｯ!!

全ｯ然弱ってないじゃないか…ｯ!!
…アイツ…、俺に嘘を教えたのか…ｯ!?｣

薙刀｢…その可能性は低いと思います。
先程のオールマイトの発言…

あの発言で推測すると、
死柄木が聞いた話は事実だと思えます…。

その証拠に、
脳無から受けたダメージは確実に表れてます。｣

首をガリガリと激しく掻く弔。

でもママからの情報は恐らく確かだ。
見るからにもボロボロ…。

情報を詳しく聞いてないあたしでも理解出来る。

黒霧｢どうやら子供らは棒立ちの様子…。

あと数分もしない内に増援が来てしまうでしょうが、死柄木と薙刀、そして私とで連携すれば
まだ殺れるチャンスは充分過ぎる程有るかと…。｣

死柄木｢……うん、…うんうん……。
……そうだな…、そうだよ…そうだ……。

やるっきゃないぜ…
目の前にラスボスが居るんだもの…。｣

脳無の仇と言って走って行く弔。

あたしも弔の影に隠れて走って向かった。

すると、
緑谷くんがすぐ近くで拳を構えていた。

弔は瞬時に黒霧の黒いモヤに手を突っ込んで
緑谷くんの目の前に手を構えた。

あと少しで…、顔が崩れる…。

＿＿バギューンッ!!

銃声が鳴り響いた。

弔は黒霧のモヤに突っ込んでいた手を引っこ抜くと、弔の手から血がダラダラと流れていた。

校長｢ごめんよ皆、遅くなったね。
スグに動ける者をかき集めてきた。｣

飯田｢1-Aクラス委員長飯田天哉ｯ!!
ただ今戻りましたｯ!!!!｣

出入口を見ると、飯田くんが校長と
何人者のプロヒーロー達を連れて来ていた。

……あ～…、邪魔ァ…ｯ!!

死柄木｢…あ～あ、来ちゃったな…。
ゲームオーバーだ、帰って出直すか…。｣

そう言って弔が黒霧のモヤに入ろうとした瞬間、弔の両手足が銃で撃たれた。

それと同時に、
あたしの中の何かが切れた音がした。

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