【死柄木弔】俺の家族 (ページ26)

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◆ ページ26

1人で突っ走ってきた緑谷くん。

……足止めするか…。

緑谷くんを足止めしようと構えた瞬間、
黒霧の方から爆発音が聞こえた。

爆豪｢どけｯ邪魔だデクｯ!!!!!!｣

いつの間にか来た爆豪くんが黒霧を捕まえ、
脳無の体を半分氷結させた轟くん。

弔に攻撃をしようとする切島くんは
持っていた薙刀で何とかガードが間に合った。

切島｢ｸｯｿｯ!!イイとこね～ｯ!!｣

爆豪｢スカしてんじゃねェぞモヤモブがｯ!!｣

轟｢平和の象徴はてめぇら如きに殺られねぇよ。｣

轟くんの氷結のせいで、
折角捕まえた獲物(ｵｰﾙﾏｲﾄ)を逃がしてしまった。

死柄木｢……出入り口を押さえられた…。
……こりゃあピンチだなぁ…。｣

弔の言い草ではそんな気は全くしないが、
実際は結構ピンチだ。

多分、爆豪くんは黒霧のワープゲートになれる箇所が限られてる事を理解している。

じゃなきゃ捕まえられないしね。

死柄木｢…攻略された上に全員ほぼ無傷……。

凄いなぁ…最近の子供は…。
…恥ずかしくなってくるぜ敵連合…!｣

薙刀｢…脳無、
爆破の個性を持つガキを始末しろ。

黒霧の救出を最優先に。｣

指示を出すと、脳無は身体が割れながらも動き
割れた部分から超再生して起き上がった。

死柄木｢脳無はお前の100%にも耐えられるよう改造された超高性能サンドバッグ人間さ…。｣

弔が自慢げに言うと、
脳無はあたしの出した指示を実行し

爆豪くんを1発殴ると
彼は後ろにあった壁に激突した。

流石の爆豪くんでも、
脳無のスピードとチカラじゃ適わない。

もしあれで耐え抜いたとしても、
どの道彼の夢は打ち砕かれた。

緑谷｢かっちゃん!!?
よ、避けたのｯ!?凄い…ｯ!!｣

緑谷くんの声がしたところに目線を向けると、
確かに爆豪くんが隣に座っていた。

このスピードについて行けるのは
オールマイト1人だけ。

壊れた壁からオールマイトの姿が見えた。

成程、子供を庇ったのか。
生徒思いのいい先生だ事、、

ものすっごく反吐が出る気分…。

こんな感覚って初めてだよオールマイト…。

薙刀｢……よく庇えたな。｣

ｵｰﾙﾏｲﾄ｢……ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…加減を知らんのか…？｣

普通獲物が目の前にいたら
全力で殺しにかかるでしょ…。

そんな事もわかんないの？

ワラエル。

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ｳﾞｨﾗﾝらしくなってきましたね笑