【死柄木弔】俺の家族 (ページ23)

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◇ ページ23

相澤｢…成程な。
だが、そうされちゃ困る。

お前ら全員縛り上げてやる。｣

薙刀｢そうなっては此方が困るので。｣

相澤先生が束縛をしようと試みるが、
薙刀で弾いたりわざと絡めて接近し
腹を蹴ったりとダメージを与えた。

少し戦っていると、
奥から弔が手を構えながら走って来た。

弔が何かﾌﾞﾂﾌﾞﾂと言いながら向かって来るので、一時距離を取った。

相澤先生が
この奇襲の本命と認識して捕縛と攻撃を試みるが、肘が弔の手に触れている事で崩れ始めた。

相澤先生が弔を殴って距離を置いた。

弔が殴られて倒れる寸前で背中に回り込み、
倒れない様に後ろから支えてあげた。

死柄木｢……その個性じゃ…
集団との長期決戦は向いてなくないか…？

普段の仕事と勝手が違うんじゃないか…？

君が得意なのはあくまで “ 奇襲からの短期決戦 ” じゃないか…？

それでも真正面から飛び込んできたのは…
生徒に安心を与える為か…？

かっこいいなぁ… かっこいいなぁ…

ところでヒーロー…

“ 本命 ” は俺じゃない…＿｣

相澤先生が振り向くと、先生の後ろには
ママのところで会った脳無が居た。

脳無は相澤先生を捕まえた。

オールマイト並のチカラの持ち主の脳無。

相澤先生を地面に打ち付けたり
腕を折ったりしてる。

チカラ任せに逃げられないし、
相澤先生の個性を使おうにも脳無には無意味。

血だらけになっていく相澤先生の姿を見ても
ただ冷たい視線だけを向けるだけ。

チラリと黒霧が居る場所に目を向けると、
何か黒いモヤが宙に浮いている。

あの場所に黒いモヤの個性を持つのは黒霧だけ。

生徒が逃げたのかな…。

だとしたらゲームオーバーだな…。

死柄木｢ “ 個性を消せる ” …。

素敵だけど、なんて事は無いね。
圧倒的なチカラの前ではつまり、ただの “ 無個性 ” だもの…。｣

脳無は相澤先生の腕をもう1本折った。
これで相澤先生の腕は全滅。

顔面を地面に叩きつけられたら丁度良い。

黒霧｢…死柄木弔。｣

相澤先生を地面に叩き付けると、
タイミング良く黒霧が来た。

…まぁ、弔の機嫌が悪くなるだろうけど。

すると推測通り、
プロヒーロー13号は行動不能に出来たが、
散らし損ねた生徒1名に逃げられたとの事。

嫌な勘に限って当たりやすいから、
本当に嫌気がさす…。

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