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「…お前、変わったな。」
「なにそれー、いい意味なの?」
「当たり前、ジローさんが羨ましい。」
「…振られちゃったけどね。」
もちらん知るはずもないそら。
は?と目を見開いた。
「これから会いにいくの、シアトルに。」
「…そ、いってらっしゃい。」
「うん、じゃあね。」
またスーツケースを片手に歩き出す。
あの時そらに振られてなかったら、
今はそらと結婚してるのかな。
こんなにジローを好きになってないのかな。
そもそもジローとは出会ってないのかな。
そんなことを考えていると、呼び止められて、
「なんかあったらいつでも呼んで、すぐ飛んでいく!」
あの頃の、好きだった頃の、
優しい笑顔のそらがそう言った。
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憂 雛 .(プロフ) - 雛さん» そうなんです、、ありがとうございます!がんばりますね。 (2019年2月18日 2時) (レス) id: 96ea704e38 (このIDを非表示/違反報告)
雛 - 作り直しましたか?更新頑張って下さい(^o^) (2019年2月16日 22時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憂 雛 . | 作成日時:2019年2月14日 19時