coffee cup (ページ34)

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「はいメニュー！」

はぁ……。これがご褒美か。
この前誘ってもらった時は草川さんがいたし、その前は確か凛華と太陽先輩の友達が居たっけな。違う大学の。船田みたいな人。
二人っきりなんて…初めて！緊張するったらありゃしない。

「えっと…、私カレーで！」

「お～！ええなぁ」

それから太陽先輩はなんだか長い名前のお洒落なやつを頼んでた。私もお洒落なやつにすれば良かったな～と公開したけど、女子力の無さを補ったっていつかはバレるだろうし辞めておいた。

「あの、太陽先輩って」

「ん？」

「なんで佑亮くんと仲いいんですか？」

「え？佑亮？」

「はい。だって学科も違うし…」

「あぁ。まぁ成り行き…って言うんかな」

「ほぉ…」

佑亮くんの話をした時太陽先輩は少しムッとした。何故だろ…え、もしかして太陽先輩って佑亮くんのこと…！？

「嫌いなんですか！？！」

「え？笑」

「佑亮くんのこと！」

「ある意味ライバルやもんなぁ」

「ほほぉ…？」

あんまり意味が分からなかったけど一応嫌いではないみたい。ライバルって……勉強とか？太陽先輩頭いいしな。いやでも、佑亮くんは頭悪そう。なんか学年ビリだった～とか笑いながらクラスで自慢してそうなタイプだもんな。