coffee cup (ページ27)

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「ああ！！！」

講義が始まって10分くらいした時、

斜め前に座っていた太陽先輩がいきなり大きな声を出す。吃驚した…。

「教授！！俺行かないけないんでした！！」

落ちてくる眼鏡を押し上げた太陽先輩は「そうだったな」なんて言う教授を横目に急いで講義室を出ていった。

なんだったんだろう。あんな荒ぶった(？)太陽先輩初めて見た。

「どうしたんだろうね、太陽先輩」

「珍しいよね～」

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「A、今日ご飯行かない？」

「あー！ゴメン今日バイトだ！」

凛華に断りを入れると久しぶりのバイトに向かう。
バイトに行くのは佑亮くんに初めて会って以来。
今日もまた来るのかな～、とか。…待てよ、私会いたいのか？いやいやそんなことあるわけないない。確かにカッコイイ。カッコイイのは事実だ。だけどさ、好きとカッコイイは違う。そう。違う。なんなら太陽先輩に来て欲しい。