coffee cup (ページ26)

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名前で呼ばさせられた佑亮くんはだんだん不機嫌になるのがとてもわかり易かった。
その後、こーちゃんの自己紹介なのか佑亮くんとのお話なのかを聴かさせられて、やっとレッスン開始の時間になる時に帰ってこれた。

強引で図々しいけどこーちゃんは面白くていい人だった。話してて楽しかったし、あんな感じの人は嫌いじゃないなあって。

こーちゃんと佑亮くんは二人ともトレーナーなのかな。すっごい仲良かったし、バディって言ってたからな～。

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「A！？やっときた！」

佑亮くんに連れ出されて4時間、心配されたのか凛華が駆け寄ってくる。

「大丈夫だった！？どこ行ってたの！」

「佑亮くんの友達に会ってきた！」

「……は？付き合ってんの？」

「え？いやいやいや無い…」

思いっきり否定しようとしたけど、凛華の後ろで心配そうにしていた太陽先輩と目が合う。

「…付き合ってるん？」

「そんな訳ないじゃないですか！」

「そっか」

なんでそんなこと聞くんですか？なんて聞き返したかったけど、太陽先輩のにっこり笑った顔を見ると聞き返すことが出来なかった。