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…交換できちゃった。
当たって砕けろだって思って走ったけど、
まさか本当に貰えるとは 。
ていうか今それ以上のまさかが起こってる 。
『あの、』
…何だろうこの状況……
『あの、!』
「え、あ、はい、」
やべ、笑
『何、飲みますか、?』
「…コーヒー、うん、コーヒーで」
連絡先を聞いた直後、何故か近くのカフェに入る事に。
頭の整理が追いつかない俺は、適当に注文。
あー、えっと…何か話題…
「さっき…何で空見てたんすか…?」
『ああ…えっと、…』
急に歯切れが悪くなった。
これ聞かない方が良いやつだったか…、
なんとか話題を変え、お互い軽く自己紹介もして、少しゆっくりしてから店を出て別れた。
"A" 、か… 。
それにしても何で空見てたかなんて質問したおきのあの表情 。
無理に笑おうとしているような、奥に何かあるような。
何かあるな…
"A"
そうもう一度呟いて、さっきより少し赤みを増した空を見上げながら歩いた 。
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作者名:R .*・゚ | 作成日時:2018年5月14日 19時