検索窓
今日:40 hit、昨日:212 hit、合計:78,839 hit

ページ6





無一郎くんが目覚めてから、早くも3ヶ月ほどが
経過していた。




『おー!無一郎くん、立てる?大丈夫?手、貸そうか?』


「…誰だっけ」


『毎日言ってるけど、Aだよ!そろそろ
覚えてくれてもいいんじゃないかな!?』




怪我は次第によくなり、歩行も出来るようになってきた。


そして、悲しいことに相変わらず私の名前を
覚えてくれません。泣




「時透くん。体調の方はどうですか?」


「…まだまだ本調子ではないですけれど。
随分と良くなってきました。ありがとうございます、
…胡蝶さん」




私のことは全然覚えないのに、胡蝶さんのことは
覚えてるんだよな〜無一郎くんは!
ちょっと悲しいんだけど!!!




「歩行も問題なさそうですし、今日は久しぶりに
町を散策するのはどうでしょうか?Aさんと」


『私ですか!?』




胡蝶さんは、口元に手を当てて微笑んだ。


つまり、むむむ、無一郎くんとデート…ってことで
良いんですよね!?ありがとうございます!!!




「散策…」


『よーし!無一郎くん!!私が案内するよ!
行こう!!!』


「えっ、」




無一郎くんの手を無理やり取って、私たちは
蝶屋敷を飛び出した。



* * *

『無一郎くん、行ってみたいところある?』


「別に」




無一郎くんは心底 興味無さそうに呟いた。
そして、繋いだ手を離して眉をひそめた。




「手汗すごいね」


『ごめんねー!!緊張しちゃって!!!』




あー!もう!!せっかく手繋いでたのに!!
手汗のバカ!!空気読め!!!バカ!!!



・→←弐 . 時透少年



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
987人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モフ猫 - 無一郎に会ってみたいー。私も無一郎になら誘拐されても許せる。 (6月7日 16時) (レス) @page36 id: f4a3fdd8a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 初コメ失礼します☺️ 無一郎くんの台詞アニメで早く聴きたかったので聴いた時倒れましたw破壊力半端ないですよね!? (5月13日 22時) (レス) @page38 id: f0267deeb3 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - わわ!!わざわざありがとうございます! (2023年5月6日 13時) (レス) @page29 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ……無一郎くんなら、誘拐してくれても全然いいよ!?(共感者求む) (2023年5月5日 19時) (レス) @page25 id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 私もむいをおいたい、!((これからも頑張ってください! (2023年5月5日 11時) (レス) @page28 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年4月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。