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「まいったな。何も見えない」



私と無一郎くんは壁を伝いながら、歩いた。


再び、ドカーン!と音を立てて雷が落ちたので
私は思わず無一郎くんの腕にしがみついた。




「…僕にあまりくっつかない方がいいよ」




つい先程まで外にいたため、無一郎くんの服は
ぐっしょりと濡れている。


私の着物にも水が染み込んでしまったが、
もう濡れてしまったもんは仕方ないし
そのまま無一郎くんの腕にしがみつく。


無一郎くんも特に振りほどこうとせず、
そのまま歩き出した。




『あーもう、いつになったら雨止むのかなぁ』


「さぁ…しばらく降るみたi…




言葉を遮るように、また雷がドカーン!と
音を立てて落ちたので私は驚きで足を滑らせた。




『ぎゃあっ!!!』


「ちょっ……」




無一郎くんは、なんとか私の腕を引っ張って
転ばないように支えてくれたけど重さに耐えられず
私たちは派手に床に倒れた。




()たた…無一郎くん大丈夫?暗くて全く状況が
分からないんだけど…』


「大丈夫じゃないよ。左手が死にそう」




私が頭を打たないように、無一郎くんが左手で
頭を守ってくれたみたい。


すると、電気が復旧したみたいで パッと辺りが
明るくなった。


私は突然の(まぶ)しさに目を瞑った。



……そして、恐る恐る目を開けると

『ぎゃああああああ!!!昆布のお化け!!!!!』

目の前に昆布のお化けがいた。



・→←玖 . 雷鳴



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モフ猫 - 無一郎に会ってみたいー。私も無一郎になら誘拐されても許せる。 (6月7日 16時) (レス) @page36 id: f4a3fdd8a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 初コメ失礼します☺️ 無一郎くんの台詞アニメで早く聴きたかったので聴いた時倒れましたw破壊力半端ないですよね!? (5月13日 22時) (レス) @page38 id: f0267deeb3 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - わわ!!わざわざありがとうございます! (2023年5月6日 13時) (レス) @page29 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ……無一郎くんなら、誘拐してくれても全然いいよ!?(共感者求む) (2023年5月5日 19時) (レス) @page25 id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 私もむいをおいたい、!((これからも頑張ってください! (2023年5月5日 11時) (レス) @page28 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年4月26日 23時

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