伝 え た い 。 【鬼滅の刃】

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風呂場までの道のりで、私とアオイちゃんは
それぞれに起きた出来事をお話した。


アオイちゃんは、私が京極屋で雑用係をしてた間に
" 最終選別 "を受けたみたいだった。

それでも、私と同じような理由で闘えなくなり
引き続き蝶屋敷で働いている…って言ってた。



「あの…ところで……」



アオイちゃんは何か言いたげに私の後ろに
目を向けた。




『む、無一郎くん！私、いまからお風呂だから』


「そう」




私の後ろを歩いていた無一郎くんは興味無さげに
返事をして、立ち止まった。



私たちは無一郎くんを置いて、風呂場へと急いだ。



* * *

「時透さんなら帰りましたよ」


『えっ』




きよちゃんが湯のみに暖かい緑茶を注ぎながら言った。


…普通この流れで帰る！？！？
無一郎くんの思考が全然 読めない……！！！




「お茶どうぞ」


『ありがと、きよちゃん。ねぇ、無一郎くん
何か言ってた？』


「アオイさんとAさんがお風呂場へ向かってすぐに
何も言わずに蝶屋敷を出て行ってしまいましたよ」




すみちゃんがそう言うと、きよちゃんなほちゃんは
「うんうん」と頷いた。




「きっとまた会えますよ。あ、Aさんもお茶菓子
食べますか？」


『え、いいのー！？ありがと、なほちゃん！
私 お菓子大好き〜！！今日のお茶菓子は何かな〜？』


「今日のお茶菓子は" わらび餅 "です！」




私は思わずその場にうずくまった。


もう、" わらび "はこりごりです。泣



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