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「顔はしばらく腫れが収まらないでしょう。
それに、指も数本折れているようです。…顔の怪我で
特に気になるのが この鳥類の嘴で噛まれたような……」


『あぁ。それは無一郎くんの鎹鴉にやられたものです』


「…なんとなく、そんな気はしていました」




胡蝶さんは私の手を取り、真剣な眼差しを向けた。




「…これ程までに怪我をして来るとは。
本当に鬼に遭遇(そうぐう)した訳ではないんですよね?」


『……はい』



私は、吉原遊郭内にある売春宿「京極屋」で
雑用係として働いていたこと。

そして、「蕨姫花魁」のことについて話した。


胡蝶さんはたまに(うなず)きながら私の話を聞いてくれた。




「……そんなことがあったのですね。ところで、
先程から気になっていたのですが 時透くんは
何故ここに?」




胡蝶さんは、私の後ろに立つ無一郎くんに目を向けた。

無一郎くんは、話を振られたことなんて気付かず
珍しいものでも見るように部屋を見渡していた。




『な、なんででしょうかね〜…。本人にも
分からないみたいで…あはは……』




すると、コンコンコンと戸をノックする音が
室内に響いた。


胡蝶さんが「どうぞ」と声を上げると戸が開いて、
アオイちゃんが顔を出した。



「Aさん、お風呂の準備が出来ました」


『お!ありがとう、アオイちゃん!胡蝶さん、
診察ありがとうございました』



胡蝶さんにペコリと頭を下げて、私は部屋を後にした。



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モフ猫 - 無一郎に会ってみたいー。私も無一郎になら誘拐されても許せる。 (6月7日 16時) (レス) @page36 id: f4a3fdd8a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 初コメ失礼します☺️ 無一郎くんの台詞アニメで早く聴きたかったので聴いた時倒れましたw破壊力半端ないですよね!? (5月13日 22時) (レス) @page38 id: f0267deeb3 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - わわ!!わざわざありがとうございます! (2023年5月6日 13時) (レス) @page29 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ……無一郎くんなら、誘拐してくれても全然いいよ!?(共感者求む) (2023年5月5日 19時) (レス) @page25 id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 私もむいをおいたい、!((これからも頑張ってください! (2023年5月5日 11時) (レス) @page28 id: 120242e6e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年4月26日 23時

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