伝 え た い 。 【鬼滅の刃】

壱 . 起死回生 ページ1

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目を開けると、まず天井が目に入った。
此処(ここ)が蝶屋敷だと分かるのに、時間はかからなかった。




『……痛(い)ったぁ〜』




体を起こそうとすると、激痛が走る。




「…！Aさん！！」




アオイちゃんが目に大粒の涙を浮かべながら、
ベッドで仰向けになっている私の顔を覗き込んだ。




「良かった、本当に良かった…！目が覚めて…！」


『アオイちゃん……状況がよく分からないんだけど…』




痛む上体(じょうたい)を起こしながら、問い掛ける。


話によると、私は任務で重症を負い
2週間ずっと昏睡(こんすい)状態だったそうだ。




「今しのぶ様を呼んできますからね」


『うん……』




アオイちゃんが部屋から出て行き
1人になった私は、あの日の任務のことを思い出した。


腕がありえない方向に向いてもがき苦しむ仲間、
傷口から内臓が露出している仲間、
四肢(しし)が引きちぎれピクリともしない仲間、



あまりにも惨(むご)たらしい あの日の光景に、
私は思わず胃液を吐いた。




「失礼しま──…Aさん！！！」




部屋に入ってきた胡蝶さんは慌てて私の元へ
駆け付け、そして優しく私の背中をさすった。




『うっ…うぅ……』




自分の無力さに私は思わず涙を零(こぼ)した。




「もう、大丈夫ですからね。大丈夫、大丈夫ですから」




胡蝶さんは 私の無力さも、胃液で布団を汚して
しまったことも何も責めず、ただただ優しく
私を抱き寄せた。



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1話目が暗すぎる…！！！！

そして、早速この小説に高評価が1件
ついているのですがぁ！？
どなたですか！？押してくれた神様は！！！
崇(あが)めます！！！！！(嬉涙)

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