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竈門炭治郎 side
我「_____嘘でしょ」
善逸が呟いた。
Aを追う しのぶさんは蝶のように、
しのぶさんから逃げる Aは風のように、
何方も "軽い" 。
足音は一切聞こえず、
微かに息遣いと心臓の音が微かに響く。
本当に同じ人間か疑ってしまうほど美しい。
『____ッ、ぁ、』
肩で息をするA
胡「流石ですね、A。私の勝ちです」
『___少しは手を抜いてくださいよ、しのぶちゃん』
しのぶちゃん柱なんだから、そう言ってAは笑顔を見せた。
胡「___それだけ動けていればもう大丈夫そうですね。相変わらずの治癒力に感服します」
『しのぶちゃんの薬はまっっっずいけど、その分回復速度が異常に早いからいつも感謝してます』
____まっっっずい、って
胡「それじゃ私は仕事があるので失礼しますね」
『私もそろそろ師範の所に戻ろうかな〜』
竈「あの!」
Aとしのぶさんが振り返った。
『____どうした?』
竈「俺…もっともっと強くなりたいです。Aと手合わせが出来るくらい、に」
少し間があいてAは口を開いた。
『___炭治郎、焦らないでね。私はずっと待ってるから』
稽古場に扉が閉まる音が響いた。
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作者名:まろ | 作成日時:2020年7月7日 19時