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胡蝶しのぶ side
『ん"〜すみちゃん！気持ち良いね"〜』
機能回復訓練、初めは柔軟。
嘴「あいつ…只者じゃない…笑っていやがる…」
____当たり前じゃ無いですか
胡「…恋柱・甘露寺蜜璃は柱1身体が柔らかいのはご存知ですか？その為、彼女の継子Aは相当柔軟を叩き込まれたそうですよ」
蜜璃さんほど食べる訳でもないのに、パワーもある。
柱と肩を並べる実力の持ち主だ。
竈「あの、しのぶさん…Aって何者なんですか？」
____何者、か
胡「そうですね_____何者なんでしょうね。残念ですが、私にも分かりません」
でも…
「1つ言える事なら…彼女は天才のうえに努力家です」
我「天才のうえに努力家…」
胡「彼女は匂いを音として捉え、相手の心情を読み取る才能を持っています_____その才能を生かし鬼を斬っていますが、その裏にはただならぬ努力があるんですよ」
「Aはちょっと凄い剣士なんです」
『しのぶちゃん〜！お手合わせ、お願い致します』
満面の笑みで私の名前を呼ぶA。
_____この強さの源には私と同様怒りがあるんでしょうね
胡「勿論です」
no side
反射訓練___湯飲みに入った薬湯を互いに掛け合う訓練
湯飲みを持ち上げる前に、相手から湯飲みを抑えられたら持ち上げられない。
相手に薬湯をかけた方が勝利。
Aとしのぶの勝負は接戦。
目にも止まらない速さで机の上で戦いが繰り広げられている。
炭治郎、善逸、伊之助はあんぐりと口を開け、
アオイ、きよなほすみは目を見開き、
カナヲはニコニコとしている。
『ｯやった〜！！！』
しのぶの頭上には湯飲みが乗っている。
胡「_____お手上げです」
しのぶは笑顔で拍手をし、そっと湯飲みを机の上に置いた。
善「おいおい…柱がAちゃんに負けたぞ…Aちゃん、やっぱり只者じゃ無いよ…」
神「…柱のしのぶ様と実質柱のA様がお手合わせしているの初めて見ました___全然違う」
竈「実質柱…？」
神「階級は甲ですが、既に鬼を50匹以上、十二鬼月の頸も斬っていて柱全員がA様の実力を認めています。柱では無い理由は単純に枠が空いていないだけでなんです」
「私の____憧れの方です」
アオイの目は輝いていた。
胡「さて、全身訓練に移りましょうか」
全身訓練___端的に言えば鬼ごっこ
『どちらが鬼になります？』
胡「そうですね…では私が鬼になります」
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作者名：まろ | 作成日時：2020年7月7日 19時
