掴めない人 ページ7
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和也 「 Aさ、仕事は？ 」
「 してますよ。 洋服関係の。」
和也 「 そっか 。 」
そう言って少し涙ぐんで
微笑んだ。
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なぜ 、泣いてるの？
なぜ。
「 なんで、泣いてるの… 」
和也 「 あ、いや？ 目が少し痛くてね。 」
ふふっと笑いながらそう言った。
けど、そんな感じではない。
．
ポーンと時計がなった。
気づくと23:00を指していた。
「 え、もうこんな時間 … 」
和也 「 泊まってけば？ 」
「 え、いや … 」
和也 「 なんもしねーよ。 」
そう言って
寝室の方に行き、
用意をしていた。
．
この人、意外と生活感あるんだ。
なんかゲームしかしてないイメージ。
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和也 「 ほらよ。 」
渡されたのは女物のスーツとパジャマだった。
和也 「 明日同じ服で行ったらおかしいだろ。」
なんでこの人女物の服持ってるの。
．
和也 「 あ、これ元カノの。」
「 納得。 」
和也 「 納得ってなんだよ。 俺明日早いから鍵置いとくから持ってって。 」
「 いや、あなたの事情とか聞いてない。 」
和也 「 可愛くないのな。」
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「 … ありがとう 。 」
二宮さんはふふと笑い
私の頭を撫でた。
それにドキっとした。
なに、ドキって。
…
．
お風呂とかも借りて
眠りについた。
なんだかその空間かとても落ち着いた。
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作者名：Sakura . | 作成日時：2016年9月1日 13時
