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息抜き ページ27
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和也 「 ねえ。」
と、腕を掴まれた。
「 なんですか。」
和也 「 よかったら、コンサート見てよ。」
と、言って関係者席のチケットを渡された。
「 でも … 」
雅紀 「 いいんじゃない？息抜きも大切だしね。」
と、にっこり笑ったまーくん。
「 じゃあ、貰っときます。ありがとうございます。」
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会場の中から出ようとした一歩で
またリハーサルがはじまったらしく
異空間に包まれた。
．
心地よい。
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そう、思った。
．
グッズ販売の方に戻ると
裕太「 A！ 」
「 え？裕太？」
裕太 「 俺も手伝いにきたの。人手が足りない言われてさ。」
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案の定あのキラースマイルで
笑う裕太に惚れた女の子も
いたようで、連絡先を聞かれたーとか
私に言ってきた。
．
いいから仕事して！って
そんな話もできる暇もなく
夕方になった。
.
『 チケットをお持ちのお方は会場に移動してください。』
というアナウンスが広がった。
．
なかなか抜けられなくて
中でははじまったらしく
はじまって少し経った時に
落ち着いたぐらいだった。
.
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作者名：Sakura . | 作成日時：2016年9月1日 13時
