感情 ページ22
．
最近、気になることばかり言われる。
なぜなんだろう。
時期にわかるってどういうこと …
．
『 行谷！今日ぼーっとしてるが大丈夫か？』
と部長に言われ
「 大丈夫です 。」
と営業スマイルでかわした。
『 もう少しでコンサートなんだからこれからだぞ。大仕事は。』
私は、はい っと言って
今日は残業もしないで家に帰った。
残業もしないで
帰るなんて久しぶり。
鍵も返してもらえてないから
自分の家にも帰れないし
でも、あの家はなぜか落ち着く。
それがとても不思議で、
たまに泣きたくなる。
．
ドアを開けると
いつも通りの暗さ
「 はぁ … 」
和也 「 なにため息ついてるの。」
と、おでこにデコピンされた。
「 二宮さんお仕事じゃないんですか。」
和也 「 終わった。」
「 そうですか。」
少し沈黙が続いた。
それがなぜか
心地よかった。
．
和也 「 熱愛報道のこと気にしてる？」
.
気にしてないなんて
言ったら嘘になる。
けど、少し、少しだけ心配してるだけ。
．
和也 「 大丈夫だよ。あんなのガセだから。相手の女優の子の人気をあげたいだけだよ。」
と、言われて
それでも否定しても
意味ないなんて顔するから
それが芸能界の世界なのかな。
とよくわからないけど
勝手に思ってしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sakura . | 作成日時：2016年9月1日 13時
