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．
二宮さんもベランダに来て
こう言った。
和也 「 怒ってんの？ 」
怒ってるわけじゃない。
もはや
なにに怒るのかもわからない。
ただ、
自分にイラついてるのはわかった。
こんなの柄じゃない。
こんなの私じゃないって言う
気持ちが交差して
泣きそうになっている
自分が醜い。
.
… ん
なにが起きたのか一瞬
わからず
時が止まったような気がした。
．
和也 「 ごめん 。」
彼は
それだけ言い
部屋の奥に行った。
.
自分の唇に
触れると
熱をもっていた。
それで
あぁ、キスされたんだと
思った。
．
今日はいろいろ起こって
嫌な一日だなと
思う半分
いろいろ知れた一日と思った。
.
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作者名：Sakura . | 作成日時：2016年9月1日 13時
