終わりのはじまり ページ2
．
私は 会ってはいけない人に
会ってしまったかもしれない。
その人の名前は
.
二宮 和也 。
そう、国民的アイドル嵐の。
確かに
名前だけ聞いたら
きゃーーーーっ。
となるだろう。
だが今の私は腕を掴まれ
睨まれているため
そうならなかった。
その経緯を
教えよう。
あれは15分前のこと
私は仕事帰りに
先輩に嫌々呑みに誘われ
行った帰りだった。
駅に向かう途中
誰かと肩が当たり。
そのまま何も言わず
お酒が回ってたからか
ふらふら歩いていた。
和也 「 おい 。」
和也 「 おい、今ぶつかってきたちんちくりん。」
と言って
私の腕を引っ張った。
和也 「 なんかないわけ？」
と言って黒服に身を包んだ男は私を睨んだ。
「 すみませんでした。」
それだけ言って
また歩き出した。
なにもかも無気力だった。
和也 「 … お前 … 。」
「 はい？ 」
和也 「 なんでもない。」
彼もそれだけ言って歩いてどこかへ
消えてしまった。
.
あれは確かに二宮 和也 。
本気で睨まれて
テレビとは感じが違った。
けど、
何を言いかけてんだろうか。
．
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作者名：Sakura . | 作成日時：2016年9月1日 13時
