17の俺と、親友と、その幼馴染の話�� ページ46
ジョンハンside
「Aちゃん、随分俺に喧嘩売ってくるね？買うよ？」
『ジョンハン先輩が突っかかってきたんじゃないですか！』
「まあまあ、二人とも…」
俺の目の前で頬を膨らませながらぷりぷりとしているのは、キムA。
そして、隣にはいつもは凛々しい眉を八の字にして、困ったように俺らを落ち着かせようとするスンチョル。
この二人は、周りが驚く程に仲が良い幼馴染で、カップルなんじゃないかと噂されることもあった。今はそんな噂も落ち着いているけど。
「ほんっと可愛くないね、そろそろオッパ離れしたら？」
『余計なお世話です、こーんな世界一かっこいいオッパから離れられるわけ』
「あーはいはい、それ何回も聞いた」
ちなみに今は昼休み、屋上に続く階段に座って昼飯を食べるのが俺らの日常になっていた。
この言い合いの発端はほんの数分前。
今度の文化祭で、俺とスンチョルが一緒に回ることを知ったAちゃんが『わたしもオッパと回りたかった…』と拗ねたのが始まり。
その反応が、なんか面白くて。「スンチョルは俺が大好きだからな」と柄にもない冗談を言ったのがきっかけだった。
『オッパはジョンハン先輩なんかに渡さない…』
「こら、なんかってなんだよ、なんかって。」
『いてっ。』
手を刀の形にして軽く彼女の頭に落とすと、大袈裟にリアクションするAちゃん。
なんだかんだ、俺はこの子を嫌いになれない。彼女が俺を本当に毛嫌いしてるのかは…正直よくわからないが。
「やーA、俺がAのこと大好きなの知ってるだろ〜」
呑気にパンを頬張りながら言うスンチョル。すると、Aちゃんはさっきの態度とうってかわって頬を赤らめた。なんだよ。
『もう。オッパの大好き信用できない』
「なんでだよー」
甘ったるいほど頬が落ちた笑顔でAちゃんのほっぺを優しくつまみ、うりうりと彼女を甘やかすスンチョルもまた、彼女が可愛くて仕方ないらしい。
「…カップルかよ」
『嫉妬しないでください先輩』
「誰が嫉妬だ、んなわけ」
『またまた、強がっちゃって』
おちょくるようなニタニタした表情で俺を見るAちゃん。もう一回チョップしてやろーか。
「あ、飲み物教室に忘れてきた」
取ってくる、とその場を立つスンチョル。
なんでこのタイミングなんだよ。馬鹿チョル。
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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます！！わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます！ (2020年11月6日 21時) (
レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…！今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます！ (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨカ | 作成日時：2020年10月27日 21時
