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スニョンside








それからは、俺とAちゃんは学部が同じだから何度も学内で顔を合わせた。いつもAちゃんは俺より早めに登校していて、先に席に座っている。








相変わらず イヤホンを付けて。







まただ、って思いながらも それがいつもの光景になっていた。









彼女の元へ行き、そっと手を伸ばす。







「おはよ、Aちゃん」



『あ、おはようスニョンくん』





彼女の耳からイヤホンを外して挨拶する。


普通に肩でも叩いて声かければいいんだろうけど、なんとなく俺らにとってこの流れが日常になっていた。

















サークルも本格的に始まり、より一層毎日が忙しくなる。


さすが、この大学のダンスサークルはやっぱりレベルが高いし、俺の向上心を燃やすには文句無し。




ダンスだけは一切妥協しない俺は

毎日毎日、汗を流して練習室でシューズを鳴らした。















「あー、ねみぃ………」




自室のベッドに寝転び、だらしなく声を出した。



休日をだらだらと過ごす俺に眠気が襲ってくる。









コンコンっ




もう少しで意識が飛びそうだった俺を起こしたのは、ドアをノックした音だった。






「スニョン?今ちょっといいー?」


ドアの向こうから母さんの声がする。まだぼやぼやとした意識のまま いいよ と返事をすると、控えめに開けられたドアから母さんが顔を覗かせた。



「ねえ、チェヨンちゃんそろそろ誕生日でしょ?今年くらいあんたも誕生日プレゼントくらい買ってあげたら?」


「あー…でも毎年母さんかヌナがあげてるじゃん。なんで今更俺が……」



「大学生にもなったんだから、一回だけでも何かプレゼントしてあげなさいよ〜

今年はあんたに任せるからね。」



それじゃあよろしくね、と一方的に押し付けられ 母さんは階段を降りていった。









「まじかよ………」




女の子にプレゼントなんて人生で一度もしたことがない。ましてや、相手は16歳。別に仲が悪いわけじゃない、むしろ関係は良好だし 親戚の集まりがあれば一緒になってわいわい騒げる妹みたいなやつ。




ウォヌかジュンにでも相談するか?


…いや、あいつらはやめておこう。








「…………あ。」




悩める頭の中、たった一人、俺が頼れそうな人物が思い浮かんだ。






「……………一か、八か」







机の上のスマホを手に取り、目的の人物の連絡先をタッチする。







………出てくれますように。

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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます!!わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます! (2020年11月6日 21時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…!今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます! (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨカ | 作成日時:2020年10月27日 21時

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