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スニョンside
俺が心配していたより、わりとAちゃんは俺らに馴染めていた。
最初はまだ表情も固く、口数も少なかったものの
話題に花が咲く度に、緊張が解けていったようで
俺だけじゃなく、ウォヌとジュンとも普通に話せるようになっていた。
食事が終わっても会話はなかなか止まらなくて。
特にジュンは彼女に興味津々らしい。
ジュンの止まらないマシンガントークに、Aちゃんは笑顔のまま頷きながら聞いていた。
「ジュナ、食べ終わったならそろそろ行くよ」
そろそろ時間も時間だからか、ウォヌが席を立った。
『え、もう行くの？』
少し寂しそうにするAちゃん。
…よかった、思ったより二人と打ち解けて。
「うん。もしよかったら、またお邪魔させてもらう」
そう言ってリュックを背負い、おぼんを持って またな と去っていったウォヌ。
ジュンも急いでリュックを背負う。そのリュックは右肩に掛けられているだけで、だらしなくぶらんと傾いていた。
「Aちゃん、また食べよ！ばいばい！」
「おいジュナ、俺は？」
「ごめんごめん。スニョンも！」
最後までわいわいと騒がしいジュンを、Aちゃんと二人で見送った。
僅かな沈黙が訪れる。
…やばい、俺ら二人のとき何話してたっけ。
「… 俺らも行こっか」
『う、うん』
とりあえず席を立とう。
そう思って、力を入れかけた脚。
その時ふと思い浮かんだ Aちゃんにお願いしたいこと。
なかなか席を立たない俺に、彼女はどうしたの？と声をかける。
「えっと…もしよかったらさ、」
女の子相手にこんなこと言うのは初めてだから、なぜか緊張して無意識に拳を握る。
「連絡先、交換しない？」
勇気を振り絞った、俺の一歩。
『え、連絡先？』
俺の勇気は ちゃんと彼女に届いたらしい。
『ふふ、いいよ。交換しよ』
何食わぬ顔でスマホを取り出したAちゃんにつられ、俺もスマホを取り出す。
差し出されたQRコードを読み込むと、そこには可愛らしい犬のアイコンと"A"の文字が表示された。
『わ、スニョンくんのアイコン虎だ』
「かっこいいだろ？俺の憧れなんだ〜」
『あ、憧れ…？』
首を傾げたAちゃん、よくわからないって顔に書いてある。
でも、そんなこと気にならないくらい
彼女にまたひとつ近づけたことが 嬉しかった。
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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます！！わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます！ (2020年11月6日 21時) (
レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…！今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます！ (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨカ | 作成日時：2020年10月27日 21時
