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スニョンside






Aちゃんに悪いことしたな。





俺が一人心の中で反省をしていると、

困っているAちゃんに、ジュンが声をかけた。



「Aちゃん、スニョンが無理矢理連れてきたならごめんね」

『あ、いや!大丈夫、です!』





困惑しているAちゃんの顔を覗き込むジュンに、彼女は顔を赤くした。




……おいジュニ、距離近いって。



無意識に、心のどこかでモヤモヤする気持ちに、俺は違和感を覚えた。








「おいスニョア、ジュニに取られるよ」


「は、はあ!?そんなんじゃねーよ…!知り合ったばっかの友達だって、」


「はいはい」



俺の隣で静かに耳打ちをするウォヌが、俺の脇腹を肘でつつく。




Aちゃんに気づかれたらどうするんだよ。けれどAちゃんは、そんな俺らの様子に気づくことなく目の前のジュンにあたふたとしていた。








「俺らはスニョンからAちゃんの話聞いてたけど。

聞いてた通り、可愛らしい子じゃん。」





『かわ…っ?』
「ちょ、おいウォヌ!」



先程まで俺と話していたウォヌの爆弾発言。

予想もしていなかったそれに、思わず焦って声が出た。








ちらっとAちゃんのほうを見ると、さっきよりさらに顔を赤くしていて、

それが、ちょっとだけ嬉しかった。








トクンっ 。




ほら、また。胸が鳴る。









そして、ウォヌのほうに視線をうつして、何言ってんだよって目で訴える。





「あれ、言っちゃダメだった?ごめんなスニョア」


口では謝っているものの、悪びれる様子なくははっと声を上げて笑うウォヌ。
ジュンもにたにたと隣で笑っていた。






……ぜってー昨日の借りは返さない。

何も奢ってやんない。そう決心した。







「あー!ほら、早く昼飯買いに行こ!

ウォヌとジュニはここで席取りしてて!行こうAちゃん!」



収集のつかないその空気を変えたくて、俺はAちゃんを連れて券売機へ急いだ。

『う、うん…!』






何だか気恥ずかしくて、俺はAちゃんよりも一歩先を歩く。




熱くなった顔を、見られたくなくて。




上昇した体温に 気づいてほしくなくて。









目的を果たし、席に戻る時でさえ

その熱は、まだ冷めてはくれなかった。

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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます!!わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます! (2020年11月6日 21時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…!今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます! (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨカ | 作成日時:2020年10月27日 21時

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