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スニョンside







今日は2コマ目で、Aちゃんとは別れた。


彼女とは、今日の午後の講義は被っていないらしい。




じゃあね、と手を振るAちゃんに

名残りおしく、こちらも手を振った。















午後の講義も無事乗り切り、その後はサークルの新入生勧誘。





たくさんの在校生でごった返した校内を、ウォヌとジュンと合流して3人で歩く。





「………人多いな」


顔を顰めて、明らかに早く帰りたがってるウォヌ。


「ダンスサークルの入会届だけもらってすぐ帰るから…!な、そんな嫌そうな顔しないで!」


「ついていってやるんだから、何か奢れよ」


「スニョン、俺も!」


「うっ………わかったよ……」





背中を窄めしょんぼりとする俺を見て、二人は楽しそうにケラケラと笑う。







「あ、あれじゃない?」



ジュンが向こう側を指差し、声を上げる。


ほらあそこ!と元気に張ったその指の先を目で追うと、そこにはでかでかと ダンスサークル の立て札を立てたブースを見つけた。




人混みをかきわけながら、目的のブースへ進んでいく。









「………? あれ…」



ようやく視界が開け、そちらの方を見ると

見覚えのある人物が、綺麗な男性の後ろをついて行くのが見えた。






「? スニョア、どうしたの?」


「あ、いや……」




思わず彼女の背中を目で追う。ジュンの呼びかけにも空返事をして、もう俺の視界には彼女だけが鮮明に映り、周りの景色はぼやけていた。







「あの子がどうかしたの」




俺の目線が彼女に向いていることに気づいたウォヌが、首を傾げる。





「え、あ…あの子、今日知り合った子で」

「友達?」

「ん、まあ………そんなとこ」

「スニョンに女の子の友達なんてめずらしいね」






俺とウォヌにつられて、ジュンも彼女を見た。




「わ、後ろ姿でわかる。あの子絶対可愛いでしょ」


「は、お前何言ってんだよ」




ジュンの言葉に、思わず動揺する。





「えー、違う?」


にこにこと俺の様子を伺うジュンの視線から逃げるよに、俺は目を泳がせた。








「………まあ、うん。可愛いよ。」

「ほら、やっぱり〜!」



あとで話聞かせてよ!と言うジュンに便乗して、ウォヌも急にいきいきしながら俺も聞きたい、と言い始めた。






……こいつら、ノリだけはまだ高校生男子かよ。


少々呆れるものの、ここまでついてきてくれた親切さに免じて、今回ばかりは許してやろうと思った。

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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます!!わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます! (2020年11月6日 21時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…!今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます! (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨカ | 作成日時:2020年10月27日 21時

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