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「Aちゃん、」


『はい…?』


ふと呼ばれた声に、はっとする。





………ジョンハン先輩は、あの二人と行かないのかな。









「変なお願いかもしれないけど、聞いて。

アイツの…スンチョルのそばにいてやってほしい」



『……え?』





予想だにしない言葉に、目を見開く。







二人が消えていった通路を真っ直ぐ見つめたままそう言った先輩の瞳は、どこか遠くの、違う何かを見ているような気がした。






『そばに…?でも、オッパにはユジン先輩がいるじゃないですか。わたしが出る幕なんてないですよ。

わたしは前みたいに、仲の良い幼馴染のままでいいんです。』




「まあ、そうだけど。……うん、それでもいい。"ただの"仲の良い幼馴染のままでもいいから。スンチョルには Aちゃんが必要なの。

てか、高校ん時の"オッパ大好きAちゃん"はどこにいった?喜んで はい!って言ってくれると思ってたのに」



『わたしはオッパから卒業したんです〜、もう大学生ですよ?』





にひひ、と笑うジョンハン先輩に、

もう…と拗ねたフリをする。









大丈夫、大丈夫。


きっと、元に戻れるから。









.








あの頃、ピタリと止まってしまった時計の針が

少しずつ、進み始める。

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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます!!わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます! (2020年11月6日 21時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…!今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます! (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨカ | 作成日時:2020年10月27日 21時

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