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『オッパ、あのね、』
今までのこと、謝りたかった。
聞き分けの悪い子供のように意地を張り、今までオッパを避けてきたこと。
全部全部謝って、また仲が良い幼馴染に戻りたいと。
口を開きかけた、その時。
「スンチョル！ジョンハン見つけたの？
……あ、あれ？もしかしてAちゃん？」
オッパの背後、つまり、わたしの視線の先に現れたその人。
『ユジン、先輩……』
ぴりっと、全身に緊張感が走る。
息を飲んだ。
高校時代に肩まであった髪は、もっと伸びていて一つに結んでいる。
色も、ベージュブラウンに染めて
正しく、大人の女性になったユジン先輩。
『先輩も、ここだったんですね。進学先。』
「うん、そうだよ。Aちゃんもここだったんだ！
スンチョルがいるから？」
『……は、はい？』
今、なんて言った？
思わず腑抜けた声が出た。
笑顔を崩さずわたしの返事を待つ先輩。
その目は、どこか冷たく、
敵視されているような そんな感じ。
「だってほら、幼馴染だし…スンチョルのこと追いかけてきたのかなって…」
悪びれもなくわたし達の関係について言う先輩に、嫌気がさした。
胸の前で手を合わせ、こてんと首を傾げるユジン先輩。
その仕草は、天然なのか、それとも計算なのか。
……これは、わたしがひねくれているだけなのだろか。
「たまたまだよ、ユジナ。俺らがここに進学したこと、Aちゃん知らなかったから。」
意外な声の主に、思わず え、と声を漏らす。
「どうしてジョンハンが答えるの〜
そうなの？Aちゃん」
『はい……そうです。』
そっか！と納得したように言うと、ユジン先輩はオッパの腕を掴んだ。
……この光景は、やはり慣れない。
ちくり。
痛む心臓を、服の上からぎゅうっと握った。
「そろそろ戻ろう？ダンスサークルの新入生勧誘、スンチョルとジョンハンがいなきゃ女の子が集まらない！今ジス一人で頑張ってるんだから」
「あ、ああ。… 行こっか。」
腕を引かれて行くオッパ。その背中を見つめていると、突然振り向いたオッパと視線が合う。
「A、また後でゆっくりな」
『……うん。』
彼に聞こえているかわからないような、弱い声で返事をする。
腕を組んだままの二人を見送ると、一気に肩の力が抜けた。
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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます！！わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます！ (2020年11月6日 21時) (
レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…！今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます！ (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨカ | 作成日時：2020年10月27日 21時
