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無事高校に進学し、数ヶ月が経った。
ようやく着慣れた制服に身を包む。
朝、玄関のドアを開けると、塀にもたれかかってスマホを持つ手に視線をさげたオッパが待っている。
そして、ドアが開く音を合図にこちらに視線を向け、スマホを制服のポケットにしまう。
「おはよう、A」
『おはようオッパ！
…ねえオッパ、もしかしてさっき起きた？』
「えっ、なんで分かった…？？
目覚まし時計セットし忘れて、10分前に起きたばっかり」
そう言って眉を8の字にして苦笑いするオッパ。
オッパのことだから、わたしを待たせちゃいけないって思って急いで準備したんだろうな。これも、幼馴染だからこそってやつ…？
『寝癖ついてる、直すからちょっと屈んで？』
中学時代よりもさらに身長が伸びたオッパ。
女の子のわたしは、どうしてもオッパに屈んでもらわないと頭のてっぺんにある跳ねた髪の毛を直すことができない。
ん〜、と腑抜けた声で屈むオッパが幼い子のようで可愛かった。
「おい、朝っぱらからイチャつくな」
ふとそんな声が聞こえ、そちらの方を向く。
「お、ジョンハナ！おはよ」
「ん、はよ」
『げっ…』
「ねえ、先輩におはようのひとつも言えないの？」
ユンジョンハン先輩。
高校に進学し、ようやくオッパの隣にいれると思ったのは束の間。
この先輩が、オッパの隣にいつもいた。
「ほんっと、お前だけだよ。俺にそういう態度とるの」
『わたしはオッパに好かれてれば何だっていいんです〜！
それと、ちゃんと名前で呼んでください』
怒ったふりをするわたしに、ジョンハン先輩は溜息をつき、はいはい と言って大きな欠伸をした。
「ジョンハナ、もしかしてあんまり寝てない？」
「んー、ゲームしてたら外明るくなってた」
『夜更かしはお肌の天敵ですよ』
「いーの、夜更かししても俺イケメンだから」
『オッパには負けますけどね』
「あっそ。ねえ、Aちゃんの中で俺って何番目にイケメン？」
『んー、3番目ですかね？』
「は？2番目誰だよ」
『うちの弟です』
「ブラコンか」
オッパと二人きりになれないのは腑に落ちないが、それでも3人でいる時間が案外好きだったりする。
先輩といるオッパはいつも楽しそうだから、
まあ……オッパに免じて許してあげよう。
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ヨカ(プロフ) - naginaoさん» ありがとうございます！！わたし自身こういうスニョンくんが好きで早く付き合いたいな(早く付き合いたいな)と思いながら書いております…これからも楽しんでいただけるよう、頑張っていきます！ (2020年11月6日 21時) (
レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
naginao(プロフ) - スニョンくんがどタイプすぎて凄くきゅんきゅんします。更新、作者様のペースで頑張ってください!応援してます! (2020年11月6日 19時) (レス) id: 75fb9f73cf (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます…！今後もかっこよくて少し不慣れなスニョンくんをお届けできたらなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします(*´`) (2020年11月3日 11時) (レス) id: 98bae9aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - すにょんくんがかっこよくてすんごいときめいてます、、、更新ありがとうございます！ (2020年11月3日 8時) (レス) id: b801a6e004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨカ | 作成日時：2020年10月27日 21時
