poison ページ30
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「 人はね、変わるよね。いい風にも悪い風にも。」
なんていう智くんは
なぜだか苦しそうな目をしていた。
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「 そうだね。寂しいかも。もう時間だよね。行くね。」
そう答えて
何も考えなしに
外に出て来てしまった。
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外にはかずくんの団扇を持ってるファンの子達だったり
翔くんだったり、まーくんだったり …
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周りを見回したら
なんか知らない空間に紛れたかのようで
なんだか寂しくなった。
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もうすぐ6時。
開演の時間だなって。
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関係者席で一応チケットを持っていた。
きっと、あの人がいる。
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その時誰かに腕を取られて
パーカーのフードを被った人に
「 Aさんですか？ 」
なんて言われて
「 は、はい。」
そう答えると
そのまま裏口の方に連れてこられた。
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きっと、関係者席に…
「 私！」
「 大丈夫です、今日は気が向かなくて。」
.
そういうと
「 あのなあ、」
とフードを外した。
.
「 かずくん … 」
.
なぜこんなにも近くにいるのに
いつも手放してしまうのだろう。
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ゆかり - ニノ大好き愛してる (2017年7月17日 13時) (
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作者名：Sakura . | 作成日時：2017年7月15日 8時
