おかえり ページ2
．
朝起きると
なぜだかベッドにいて
ああ、昨日車の中で寝ちゃったんだ。
と察した。
.
家の中をうろちょろしても
かずくんはいなくて
「 かずくん？」
．
そう言っても返事はなかった。
.
きっとお仕事なんだろうなあ。なんて
思ってまたベッドに寝っ転がった。
．
かずくんのお仕事はとても
すごいもので
夢を与えるものなんだろうなあとか
なんであの時受け止められなかったのかな
だとか、
お互いやっぱり大人になったんだなと感じた。
.
グルルルとお腹が鳴って
冷蔵庫を開いた。
．
「 え、なにこれ … 」
．
そこにあったのは
置き手紙といつものおにぎり。
.
「 … なにこれ。」
.
置き手紙には
「 1992*4##111 … ？ は？」
．
とりあえずおにぎりを頬張って
「 うーん、やっぱりわからない。」
.
ケータイを開いて検索かけようとしたが、
「 なに、カンニングしようとしてんの。」
なんて言うかずくん。
．
「 どこ行ってたの。」
「 ああ、仕事。巻いてきた。」
.
まだお昼の時間。
国民的アイドルの嵐が
そんなことできるのだろうか。
．
「 さあ、行こうか。」
.
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ゆかり - ニノ大好き愛してる (2017年7月17日 13時) (
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作者名：Sakura . | 作成日時：2017年7月15日 8時
