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吉野side
斜め前が空席。めったに休まないのにどうしたんだろ
授業中も気になって仕方なくてぼーっと空席を見つめる
先生「吉野っ。P153から続き読め」
「……っぇ」
先生「おいっ、さっきからずっと山崎の席ぼーっと見てばっかりだぞ？集中しろ」
「あっ、えっ……」
クラス「はははっ(笑)」
先生「吉野、授業終わったあと先生のところに来い」
とりあえず、指示された通り教科書を読む
クラスのみんなから笑われたのに恥ずかしいと思わないくらいAのことが気になる
読み終わったあと、椅子にストンと座る
友達「北人っ、お前どうしたんだよ(笑)」
「別に？うっせぇーよ(笑)」
それから授業が終わり、言われた通り先生のところへ
「何ですか、」
先生「吉野、授業全然聞いてなかったペナルティーで、今日もらったプリント、欠席してる山崎の家に届けにいけ」
「俺、家知らないんですけど」
先生「だから住所教えるからっ、、はい、これ山崎の住所」
1枚の紙切れに書かれているAの住所
これはペナルティーじゃないな。ﾆﾔｯ
むしろ、ラッキーだ。Aの家知らなかったし
ニヤニヤしながらポケットの中に紙切れを入れた
桃「ちょ、ちょそれなに」
「あっ、そうだ。なんであいつ休みなわけ」
桃「聞いてないの？風邪らしいよ。朝、Aが言ってた。で、それなに？」
「ふっ教えなーい。」
桃「ふーん。まぁいいや、学校帰りに見舞いにでも行ってあげたら」
そう言われなくても、そのつもり
桃「どうでもいいけど。早く、Aに想い伝えないと誰かに取られちゃうかもよ。あの子、最近好きな人いるっぽいから」
「へぇ〜、そうなんだー(棒読み)」
桃「なんなのその棒読み、(笑)」
後で一応、家に行くって連絡しとくか。
だけど放課後、何回か電話してみたけど
繋がらなかった
だから、LINEで"今からお前の家行くから"と報告
友達「北人、帰ろーぜっ」
「あー、悪いっ。俺ちょっと今日寄るところあるから」
友達「そっか、またな」
「おうっ」
.
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みみ - yurioda121さん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 8adab42a61 (このIDを非表示/違反報告)
yurioda121(プロフ) - こういう感じの雰囲気、めっちゃ好きです。ハマっちゃいます！ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 34d4922516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみ | 作成日時：2020年4月17日 23時
