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「リョウガさん、」
「そうですAさん」
「なんで名前知ってるの！？」
「そりゃ死神ですから」
またまた片仮名発音だなってとこは死神だから何だろうけど大体死神って何なんだろう。名前まで知ってるって凄くない？
｢あの、死神って……何なんですか？｣
猫背でリビングに入っていくその後ろ姿を見ながら恐る恐る聞くとハァ？と言いたげな顔をして私を見る。
｢ユースケから何も聞いてないの？｣
｢え……ハイ｣
｢あいつ〜〜〜！！！だから説明するの面倒臭ぇって言ったのに……｣
頭を抱えてブツブツいうリョウガさんを見つめる。変わった人だな……いや、変わった死神……か。
｢と言うかよく知らない死神を買う君も君だね｣
｢嫌味……？｣
｢うん。盛大に嫌味を込めて言った｣
｢〜〜〜〜ッムカつく！！！！｣
それからリョウガさんは楽しそうに笑って私の前に座る。
｢死神って言うのは、｣
｢いきなり話し出すんですね」
｢ちょっと君が話すとややこしくなるから黙ってて｣
｢…すいません｣
｢死神は死んだ人間の生まれ変わりなんだよね｣
｢……とは？｣
｢俺もユースケも昔は生きてた。まぁ人間の頃の記憶はねぇんだけど……、んで何でか死んで何でか死神になったって訳｣
｢全然わからん……｣
リョウガさんは"だろうな"と言って口の片端を上げるとヌッと私の前に現れる。
｢うわあっ｣
｢だけど死んだ人間誰もが死神になれる訳じゃねぇみたいで……死んでも死にきれないやつとか幽霊とかがその辺這いずり回ってる｣
と言って目を細めながら私の隣あたりを指さす。
｢……〜〜〜っびぇっ！！？！？｣
｢ハハハ、害ねぇから心配すんな｣
思わずリョウガさんに飛びつくと頭をガシガシされる。死んでても触れられるのか……。
続く
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ゆうか(プロフ) - とても面白かったです🌟それと、ルームシェアのしょうせつを読みたいんですが、パスワードとはなんですか…？ (2021年12月31日 1時) (
レス) id: 9fd1320a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎょ | 作成日時：2019年10月27日 22時
