検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:6,256 hit

ページ2

「昨日、東京都の○○高校で何者かに刃物で刺され、死亡しました。また____…」


朝から不吉なニュースが流れる。
私は特に何も考えることなくそほ画面をただぼーっと見つめていた。
ここまで何も考えられなくなったのが自分でも怖かった。最初の内は家にいるだけで誰かが見ている気がして、見つかる気がして気が気じゃなかった。


「○○高校付近では不審者が出ているという情報も出ているので……」


不審者ねぇ……。

突然昨日の記憶が鮮明に蘇る。


___………グサッと刺さる鈍い音、黒かったアスファルトを一瞬にして染めるドス黒い血。









川志馬愛子はこの世から居なくなった。
私が殺したんだ。
ただ気に食わなかった。それだけの理由で。
それがどれだけ恐ろしく、醜くて残酷なことなのかは私は知らない。いや、知らないんじゃなくて知らないフリをしているだけ。本当は分かっている。


私の罪は取り返しのつかない事だってこと。

始讐と切欠→←始譚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆうか(プロフ) - とても面白かったです🌟それと、ルームシェアのしょうせつを読みたいんですが、パスワードとはなんですか…? (2021年12月31日 1時) (レス) id: 9fd1320a86 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぎょ | 作成日時:2019年10月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。