いとこの渡辺くんに婚約申し込まれまして。[青]

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エレベーターを降りてメイク室に着いてからふと、さっきの深澤の言葉を思い出した。


「またね。」って言うてへんかった？どゆこと？





『 … もしかして、』




今日のスケジュールを見て、さっきの発言と辻褄がぴったりあった。



過去の私なにしてんねん、ちゃんとスケジュールくらい見とかんかいて。



ガッツリ名前書いとるやん 、 " Snow Man "って。




やから、深澤とエレベーターで会ったし、またねって言われたんやん。





そう思っとったらスタッフさんにそろそろメイクお願いしますって声かけられた。


あぁーーー嫌やなあ、



こんなに仕事が嫌って思ったんは初めてかもしらん。




なんて思いながら歩いとったらすぐについた騒がしいSnowManの楽屋。



ノックして、扉を開ければ仲良く机に固まって楽しそうに談笑しとった。



『阿部さんからメイクお願いしまーす』

渡「は、なんでAいんの？」

『いや、仕事やからやん……』



メイクお願いします、言いに来てるあたりで気づいてや、あほなん？


阿「よし、行こっか。」

『あ、はい。その後は順番に適当に来てくださーい』

深「や、どういうこと(笑)」

向「順番なんか適当に行ってええんか分からんやん！(笑)」




なんか言うてるけど、気にせんと楽屋を閉めて、メイク室に足を進めた。

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