いとこの渡辺くんに婚約申し込まれまして。[青]

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隙間時間。



翔太の言われた通り、袖からやけど見てたら翔太たちと、SixTONESが並んでる。



モニターには デビューの文字。




それを見て思い出した。




昔、翔太は「いつかデビューすんのが夢」って。




やっと、やっと出来るんやね。



辞めてへんかったってことは、もう何年、何十年頑張ってたんや。





ほんまにちょっとやけど、近くで見てたからほんっまに嬉しい。


今日おばさんも来てるって言うてたし、お祝いもんやね。






ライブが終わったあと、はけてきた翔太と会った



『翔太、おめでとう、夢叶えれる瞬間立ち合してくれてありがとう』

渡「 … お前も覚えてのかよ、」

『忘れとったけどな、デビューって文字見て思い出した。言うてたなあって。』




なんて、思い出に浸ってたら空気読まん深澤が乱入してきた。



深「Aちゃん！」

『ほんまうるさい。はよ携帯潰れてまえ。』

深「なんでそんな事言うのわけ！？デビュー！決まったんだけど！」

『はいはい、おめでと。』

深「なんか軽すぎんだろ … なべとは比べもんなんねえじゃん」

『翔太は特別やもん。』

深「なんでよ」

『は？だっていとこやで。み！う！ち！』




なんて、深澤と話してた私は、このときちょっと悲しそうな表情を浮かべてたことに気づきもせえへんかった。

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