いとこの渡辺くんに婚約申し込まれまして。[青]

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カーテンから差し込む光。



… 寝られへんかった、




ベットの上で、起き上がって、ボーっと窓の外を眺める。






昨日の夜、キッチンで。





『翔太、ええから服着て。部屋戻って。』



距離をとるために胸を押し返した。そしたらそのまんま腕を引かれて、唇に暖かいもんが触れた。




言わんでもわかる、私の唇に触れてるもんは、翔太の唇で、キスされてんねやって。




『んんっ … 、！』



離れたくても腕を掴まれてるから、離れられへんくて、息がもう苦しい。


少し、唇を開けば翔太の舌が迷わず入り込んできた。




『んぅっ、しょ、た… っ、』




たまに聞こえる翔太の吐息に、思わずドキっと胸が高鳴ってしまう。



こんなん、あかんって。




腕を振り切って、思い切り突き放す。



『はぁ、はぁ…、しょうた、あかんて、』

渡「 … 言うな、」






あかんことくらい、そんなん翔太も分かってるやろ。




『翔太、私らいとこやねんで、仮にでも身内やねんから、そんなん、』



それだけ言うと翔太は何も言わず、立ち上がってお風呂へ姿を消してしまった。





私はただ、翔太のあの悲しそうな顔だけが頭から離れんかった。



… なんでそんな顔するん、？

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