sepia.

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生まれたままの姿でうつ伏せになる君

 

俺の顔を見るのがよほど嫌なようで

呼びかけても振り向かないまま返事をする

 

 
手『A』

 
「..なんですかあ」

 
手『こっち向いて』

 
「やだ」

 

なんでよ、って腕を伸ばせば
 
小さな背中を後ろから抱き締める
 

 
「んん、なあに..」
 

手『ね、A』

 

背中から伝わる微かな温もりも

確かに高鳴る君の鼓動も

 

全てが本当に愛しくて

 
 




 




 
手『俺の彼女になって』



 



 





 
その愛しさをもう二度と手放さないよう


俺は君にそう言った
 

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