僕 と 君 の ラ ク ガ キ [赤]

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あの教室に久しぶりに訪れた俺とA。ほんっまに久しぶりやなぁ。見渡すけどなんも変わってへんくて。
ふと窓に目をやると、グラウンドのベンチが目に入った。
練習も付き合うてからは何回も何回も来てくれたよな〜。応援めっちゃしてくれて。おかげでサッカー部は全国大会で優勝！…なんていうことはなかったけど。初めて関西地区大会まで導けた。みんなが頑張ったのもあるけど、きっとAのおかげ。
女子にはまだちょっと抵抗はあるけどある程度は話せる。これもAのおかげなんかなぁ。

そんなことを考えていると、俺に突然ありがと、と言ってきたA。照れてんのか、少し頰が赤くなってる。可愛い奴め！(笑)
話を聞いてる俺も少し恥ずかしくなって一つの机に目線を移すと、あの机。

俺らの原点はこの机。言うたら恋のキューピットみたいなもん(笑)机がキューピットっておかしな話やけどな。
そんな机におもむろに何かを書き出したA。

重岡「ほんっまにお前ってば、」

口元が緩みっぱなしの顔で、彼女の頰に手を添えて優しくキスを落とした。

これからも、僕と君のラクガキは消えない。ずっとずっと。ここに存在し続けるから。







西畑「ちょ、待ってやのんさん！(笑)
って、何これ。ラクガキ？」

《これを見たそこのお前！名を名乗れ！》

To be continued ..?








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