気 付 い た ら 片 想 い ２ ( 橙 )

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『 ……なに 、 これ 、 』






道で 車が突然飛び出したときに 大貴が守ってくれて 、



そのときに 腕を引かれて 庇ってくれたときの写真。






〔 …大貴はわたしの彼氏なのに 、




どうして いつも邪魔ばかりするの？





たかが 幼馴染のくせに。 〕







［ そもそも 幼馴染なのに 、




夜一緒に居る理由とかあるの？ ｝





［ もしかして 、 鈴が居るのわかってて 、




それでも 誘惑してたりして 笑 ｝






〔 …ねぇ 、 なんとか言いなさいよ 〕




『 …これは別に 、 大貴が助けてくれただけで 、




先輩が思うようなことは 何もないです 』





きっと 何を言っても 無駄なのかもしれない。




〔 …こんな抱きしめられるようなこと されてるのに？




車来てるのわかってて 避けなかったんじゃないの？ 〕




『 ……いった 、 』




'' 違う '' って言おうと 顔を上げた瞬間だった。




グループの女の人に 突然 頭を掴まれて 、




頰を叩かれた。






［ いい気になんなよ。




大貴くんは 鈴の彼氏なんだから 、 色目使うな




なんなら 近づくなよ ｝





どうして そんなことを言われなくちゃいけないんだろう。



わたしは ただ 、 大貴の幼馴染で 居るだけなのに。





［ …何 、その目。 やられ足りない？ ｝





〔 ……あ 、 そうだ。




大貴も言ってたよ？





Aちゃんと居ると疲れるって 、





アイス奢らされるし 我儘だし 、 怒りっぽいし。






わたしと 居る時の方が楽なんだって 〕








〔 …だけど 、 家も隣だし 、 親とかが面倒だから




取り敢えず 仲直り？したけど 、





本当は別にどうだっていいんだって。





わたしが側に居てくれれば それでって 〕





［ きゃはは！ 残念だったね？




大貴くんと 鈴は ラブラブなんだから 、



空気読まないと 笑 ｝









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