24話 ページ25
『よし、英。朝ご飯を食べに行こう。』
英「うん。たくさん泣いたからお腹すいちゃった。」
二パッと言う効果音がつきそうな程英は綺麗に笑った。
『あ、英、！お前笑ってるぞ！！』
英が笑ってくれたのが嬉しくて英を上に掲げた。
英は自分が笑っているのに気づかなかったのか自分の頬をつついている。
英「Aさんのおかげかな。だって俺、今すっごい幸せなんだ。」
俺は思わず目を見開いた。
英があまりに幸せそうに笑うから俺は思わず涙が出そうになった。
こんな俺が誰かに幸せを与えてあげれているという事実に感動した。
俺は性格が性格な故誤解を招くことが多かった。
いつも言葉が足らないと柊にも言われている。
だが、俺を信用してくれている奴もいる。
そういう奴を俺は大事にしたい。
『そうか。英が幸せなら俺も幸せだ。』
俺は英を抱き上げたまま食卓まで足を運んだ。
※
3人に直ぐに行くと言ったのに少し遅くなった。
皆もう食事は済んでいるだろうか。
申し訳ないことしたなと思い、食卓への扉を開いた。
そこにはまだ、柊と京治たちがいた。
『食べなかったのか？』
柊「A様と食べると言って聞かなくて…。」
『ふっ、そうか。』
嬉しい気持ちと、遅くなって申し訳ない気持ちが入混じり変な気持ちだ。
だが、俺の口角はきっと上に上がっている。
なら、この気持ちは嬉しいということにしておこう。
京治「Aさん遅い。」
研磨「お腹空いた。」
蛍「あ！英が抱っこされてる！狡い！僕は昨日から言ってたのに！！」
英「べー」
明らかに1人だけ言っている事が違う。
確かに昨日蛍と約束した。
今、ご飯が終わってからって言ったら絶対怒るよな。
さて、どうしたものか。
『蛍、今抱っこしたら短いが、朝ご飯食べ終わってからの抱っこなら、長いぞ。』
蛍は何を言っているのか分からないという様子で俺を見ていた。
俺はすぐ様柊に助けを求めた。
柊「はぁ〜、蛍君。
A様は朝ご飯を食べる前に抱っこをしたら短い間しか抱っこが出来ませんよって言っております。
つまりですね、朝ご飯を食べ終えた後なら、長い時間抱っこをしてあげる事が出来ると言いたいんですよ。」
蛍「あぁ、そういうこと。なら、朝ご飯食べるまで我慢する。」
流石柊だ。
だが、その語彙力がないと言いたげな目を辞めてもらいたい。
これでも頑張った方なのだ。
俺は朝ご飯の支度が出来るまで、少しむくれている蛍の頭を撫で続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロイルカ - もう一回見たけどやっぱいい‼︎ (2023年3月9日 20時) (
レス) @page47 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
クロイルカ - あああああああああああああああああああああああああああああああああああ尊い、、、t (2022年9月29日 19時) (レス) @page47 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - あああさん» コメント並びにリクエストありがとうございます！謎にコメントを返せない現象に陥っていて全然返せませんでした(泣)プールいいですね！今夏ですし書かせていただきます！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
あああ - 初コメ失礼です．初コメですけど、リクしますね凄く馴れ馴れしいんですけどね（ 夢主と全員（？）でプールに行くっていう話をつくって欲しいです。すみません、、話し自体はお任せします! (2020年3月12日 1時) (レス) id: 4ebfacfaad (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - とってもかわいかったです！ありがとうございます！！ (2020年3月9日 0時) (レス) id: 6e085bbcde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星桜 | 作成日時：2020年1月31日 0時
